【体験談】バリアフリーへの3つのこだわりと、一生暮らせる家づくり

当時、最新のバリアフリーを導入

我が家では20年くらい前に、両親が私が小学生の時に一軒家を建てました。当時私は群馬の田舎に住んでいましたが、その地域では持ち家があることが当たり前で、だいだいの家庭が親子三世代で住んでいました。

それなので我が家も完全同居で新築を建てました。母は「あなたも将来家を持つかもしれないからよく覚えておきなさい」と図面や見積もり、どのようなこだわりがある家なのか説明してくれました。

我が家は最新のバリアフリーを導入した年を取っても安全に暮らせる家づくりにこだわりました。実際に暮らしてみて、本当に良い家だと実感しています。母の助言と住んでみた感想を織り交ぜて、我が家の工夫を説明します。



年寄と暮らしていたから見えた将来必要な備え

せっかく家を建てるなら一生住むことを前提に誰もが考えるはずです。それはつまり自分が年寄りになってからでも安全に暮らせる家を我が家では意味しました。

当時、自宅で転倒して足を悪くしたという話をよく耳にしました。田舎ですので年寄りが多く、それをきっかけに介護が必要となり自宅をリフォームしている家が多くありました。我が家では家を建てる段階で祖父母と同居だったので、その対策はより具体的なイメージのもと備えることが出来ました。

こだわり その1:段差がない家

ドアの桟をすべて埋め込みタイプにしました。段差とも言えないわずかな差にも、つまずかないためです。また車いすになったときスムーズに部屋と部屋を行き来出来るために、ドアの桟をフラットにしておく必要がありました。

老人ホームなどの施設では導入されてしましたが、個人宅では当時最新のバリアフリーでした。今ではドアのレールを上につけるタイプの家がありますが、まさにそれの先駆けです。

こだわり その2:廊下や階段の幅は広く

付添えが必要になったときに並列して介助するために幅を広くしました。その分部屋のスペースを削りましたが、いざ暮らしてみて部屋が狭い印象は全くありません。

こだわり その3:スロープを後から取り付けられる設計

足腰が弱くなり廊下も歩行も困難になったときのことを考えて、スロープが後からでも付けられるように壁の中に工夫がしてあります。

こだわり2,3は私の子供のころは便利さを感じませんでしたが、最近になって祖父母がまさに予想した通りの身体の具合になりました。

外出した際に何気なく部屋まで付き添いますが、大人が二人並んでも歩きにくさは全く感じません。また、立ち上がったり座ったりする用にスロープも近々つける予定です。

叶わなかった備え、ベッド用の寝室

実は、当時もう一つ備えを入れる予定があり、それは祖父母の部屋をベッド用の寝室にすることでした。

しかし祖父が「畳の部屋で布団で寝たい」と断固拒否しました。最初は問題なく布団の上げ下げを毎日していましたが、年月が経つにつれて腰に負担がかかり、今では万年床になってしまっています。

畳でもベッドは置けますが、畳が傷みます。また、車いすが必要になった場合、フローリングとは違い畳なので扱いづらいです。唯一、両親がこだわれなかった備えです。

将来どのような暮らしをしたいか家にも先見の明を働かせる必要がある

いかがでしたか。参考になれば幸いです。これから家を建てる人にとっては、今住みたい家という考えが先行してしまうかもしれません。しかし、一生そこで暮らすつもりならば、自分が年を取ったときのことも具体的にイメージして家づくりをしなければなりません。

今当たり前に出来ていることが年を取ると確実に出来なくなります。そうなったときになるべく人に頼らず一人で解決できるよう家も今から備える必要があります。

我が家はバリアフリーに特化した家ですごく良かったことはまだありませんが、祖父母は一度もつまずきや転倒はありません。家の中で怪我をしたことはないので、安全に暮らすという当初の目的は達成しています。

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